2023年に知り合いの男性から不動産の売買名目で、約4000万円をだまし取った疑いで、熊本市南区に住む自称会社役員の男が逮捕された。男は警察の調べに、「だますつもりはなかった」と供述し、容疑を一部否認しているという。
高齢男性から約4000万円だまし取った疑い
詐欺の疑いで逮捕されたのは、熊本市南区田迎に住む自称会社役員・中西俊朗容疑者(67)。

警察によると、中西容疑者は2023年1月から2月の間に、東京都に住む高齢の男性(80)に対し、「物件の購入費用の提供をお願いできませんか」などと嘘を言い、約4000万円をだまし取った疑いが持たれている。

2024年8月に中西容疑者と男性の金のやりとりを仲介した共通の知人から、警察に相談があり、事件が発覚した。警察の調べに対し中西容疑者は、容疑を一部否認、金を受け取ったことは認めているものの、「だますつもりはなかった」と供述しているという。

中西容疑者が土地や物件を購入した形跡はないものの、男性に対し、「不動産を購入し、修理後に転売して出た利益を分けよう」と誘っていたとみられている。警察が詳しい状況を調べている。
(テレビ熊本)