全国でバス会社の経営環境の悪化や運転士不足が課題となる中、宮城交通は運賃の支払いをキャッシュレス決済に限定するバスの実証運行を、10月1日から始めました。
実証運行が始まったのは、仙台駅から市内中心部を循環するまちのり「チョコット」など、3路線です。
記者リポート
「現金は利用できないということで、運賃箱にはこのようにケースがされています」
支払い方法は路線ごとに異なりますが、交通系ICカードやクレジットカード、QRコード決済などに対応しています。
実証運行は東北では初めてで、コストの削減や運転士の負担軽減、支払い時間の短縮による定時運転の確保などが期待されるということです。
通学でバスを利用
「Suicaとか持っている方が多いので、スムーズに乗り換えができるのですごくいいなと思うんですけど、持っていない方にとっては難しいのかな」
実証運行は来年1月末まで行われ、宮城交通は、結果を踏まえて本格的に導入するかどうか検討するとしています。