2026年4月から、自転車の交通違反に対して「青切符」が導入されるのを受けて、香川県警は10月1日、取り締まりの知識や経験がある警察官を“自転車マイスター”に指定しました。
「自転車等指導取締りマイスター」に指定されたのは、取り締まりに関する専門的知識や経験がある警察官40人です。香川県警の谷田和久交通部長が“自転車マイスター”の指定書を手渡しました。
26年4月から自転車の交通違反に対して導入される「青切符」。反則金は、「ながら運転」が1万2000円、信号無視や歩道通行が6000円などとなっています。“自転車マイスター”はこうした違反に対する取り締まり能力を高め、他の警察官にも実践的な指導を行い、適正な取り締まりにつなげるとしています。
(「自転車マイスター」に指定された 高松北警察署 中村泰士警部補)
「事故などの分析から事故の多い現場で若手警察官と取り締まりをすることで、能力向上を図っていきたい」
香川県内で2024年の1年間に発生した自転車事故で、人口10万人当たりの死者数は0.86人と2年連続全国ワーストとなっています。