鳥取県西部消防局の男性消防士が、消防署内の親睦会の資金約49万円を着服していたとして、10月1日付けで懲戒免職処分となりました。
懲戒免職となったのは、鳥取県西部消防局の江府消防署に勤務する20代の男性消防士です。
鳥取県西部消防局によると、男性消防士は4月から6月にかけて、江府消防署の署員で作る親睦会が管理する資金の一部を、署内の金庫と銀行口座から複数回にわたって盗み出したということで、総額は約49万円だったとしています。
そして事実を隠すため、親睦会の金銭出納簿を改ざんしていたということです。
盗んだ金について男性消防士は、借金の返済やギャンブルなどに充てていたとした上で「自分勝手な軽率な行為で迷惑をかけてしまって本当に申し訳ない」と反省の意思を示しているということです。
親睦会では、7月に警察へ被害届を提出しているとしています。
鳥取県西部消防局の安達憲吾消防局長は「消防行政に対する信頼を大きく損なうものであり、誠に遺憾。信頼回復に全力で取り組んでまいります」とコメントしています。