石破首相は30日、韓国・釜山を訪問し、李在明大統領と約1時間、首脳会談した。
石破首相は会談で、「首相に就任して365日目。外交の締めくくりを李大統領との会談で終えることができることの意義深さを本当にしみじみと感じている」と述べ、退任を間近に控えた思いを語った。
今回の石破首相の訪韓は、首脳同士が往来する「シャトル外交」の8月に続く第2弾。石破首相は、「日本と韓国が、他のどの国よりも緊密に連携し、頻繁に交流し、毎回毎回シャトル外交の成果が出るような努力をしていきたい」と述べた。
これに対し、李在明大統領は、「この韓日首脳会談は、韓国と日本だからこそできるシャトル外交の真骨頂だ」と強調。「シャトル外交を定着させて、韓国と日本の間で本当に時と場所を選ばずに一緒に行き来しながら共同の発展を約束したい」と述べた。
一方、李大統領は8月に訪日した際の歓迎に謝意を述べた上で、夕食会で提供された石破首相自ら考案した手羽元、らっきょうなどが入った特製カレーを話題にして、「石破カレーが最高だった」と述べた。