5年前に福島県郡山市の飲食店で起きた爆発事故を巡り、飲食店の運営会社などが訴えられた民事訴訟で、初めての判決だ。
2020年7月、郡山市の飲食店でガス爆発が発生し1人が死亡、27人がケガをした。この事故を巡り、イーデザイン損害保険株式会社は、当時近くに駐車していた乗用車の修理費用などの支払いを求めて、飲食店を運営する高島屋商店などを提訴していた。
9月30日の判決で、福島地裁郡山支部の足立拓人裁判長は「損害の発生を防止するために必要な注意を十分に尽くしていたとは言えない」などとして、高島屋商店などに対し138万円余りの支払いを命じた。
この爆発事故を巡っては、郡山市や東邦銀行なども損害賠償を求めていて、民事訴訟の判決は今回が初めて。