大雨で浸水した三重県四日市市の地下駐車場の止水板が故障していた問題で、中野国土交通大臣が今後の対応について急ぐ考えを示しました。
今月12日の大雨で浸水した四日市市の「くすの木パーキング」では、所有する国交省が、出入り口の止水板を上げる装置の故障について4年前に報告を受けていながら、修理をしていなかったことを明らかにしています。
中野国土交通大臣はきょうの会見で、「代替措置を含めた対応を行っていなかったことは、国交省として重く受け止めている」と述べ、有識者委員会で事実関係を整理し、速やかな対応を検討する考えを示しました。
水没した車の搬出にかかる費用は、駐車場の管理会社が全額負担するとしていて、1週間から10日をめどに274台全ての搬出を目指しています。