火災で焼失した首里城正殿は着々と再建が進んでいます。これまで工事のために設置されていた素屋根のほとんどが解体され、赤く輝く城が姿を見せ始めました。

那覇市では30日も最高気温が30度を超える真夏日となりましたが、首里城公園には多くの観光客が再建途中の正殿を見ようと足を運んでいました。

2026年秋の完成をめざす首里城正殿は外装工事が終わり、現在は内装の作業にとりかかっています。

これまで雨や風から工事中の建物を守るために設置されていた素屋根のほとんどが取り外されたことで、首里城の守り神として屋根を彩る龍頭棟飾や魔除けの役割を持つ鬼瓦、そして正殿の顔ともいえる唐玻豊も見えるようになりました。

まだフェンス越しにしか見られませんが、訪れた人はじっくりとその姿を目に焼き付けていました。

秋田からの観光客:
せっかく今ちょうど工事しているのが見られるというので、それも今じゃないと見られないので見てみたいなと思って来ました

首里城を見た女性:
思ったより色がめっちゃ鮮やかですごい綺麗です。できてからまた来るのが楽しみです

女性:
首里城の赤を再現するのが大変だったとテレビで見たのでそれを肉眼で見られてすごく嬉しい

素屋根の解体は10月末には完了する見込みで、まもなく令和の首里城正殿の全貌を見ることができそうです。

沖縄テレビ
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