山形に本社を置くヤマザワが秋田県内で展開するスーパー「よねや」が、事業譲渡されることになりました。
秋田・横手市を中心にスーパー「よねや」を展開していたよねや商事は、2014年に山形市に本社を置く「ヤマザワ」の子会社となり、2023年に吸収合併されました。
スーパー「よねや」はこれまでヤマザワが運営してきましたが、秋田市に本社を置くナイスの子会社「東北ナイス」に事業が譲渡されることになりました。
譲渡されるのは、閉店した稲川店を除く県内6店舗で、11月までは引き続きヤマザワが運営します。
事業譲渡の価格は26億円で、ヤマザワが受け取り、これで県内の事業から撤退します。
ヤマザワは「業界は厳しい競争環境に直面している。山形県との食文化・味付けの違いに対応できず、客の理解を得ることが難しかった」とした一方、ナイスを選んだのは「地域密着型の営業が強みで、最良の選択と判断した」としています。
なお、東北ナイスとヤマザワは10月6日に譲渡契約の調印式を行う予定です。