投開票まであと4日に迫った自民党総裁選。
そんな中、国民民主党の玉木雄一郎代表は30日、「これね、重大な問題だと思いますよ。加えて、そのことを重大だと多くの自民党議員があまり認識していないように見えることがもっと重大」と苦言。
玉木氏が苦言を呈したのは、小泉陣営が関係者に対し小泉氏の称賛コメントを動画配信サイトに投稿するよう要請した問題です。
自民党の総裁選管理委員会は29日、この問題などを念頭に陣営の選挙責任者に厳重注意を行ったとする声明を発表。幕引きを図った形ですが…。
国民民主党・玉木雄一郎代表:
少なくとも、どういう形でどういうことが行われたのかというのは、自ら調査して検証して、これを投票日までに公表すべきですよ。(公表せずに)その人が総理大臣になったら、根本の正当性が揺らいだ中で権力行使をする(ことになる)。
こうした中、当事者である小泉進次郎農水相(44)は30日、会見の中で「誰の関与があったかの調査を行うか」などと問われ、「今回の件は自民党全体の問題ではなく、私の総裁選のことで起きたことです。最終的な責任は私にあります」と述べました。
また29日夜、日本維新の会との連立について、「選択肢としてあり得る」と発言したことについても問われましたが、小泉農水相は「どこかひとつだけ(の党)をもって、ここがいい、ここはダメ、そういった立場では自民党はありません」と語りました。
一方、林芳正官房長官(64)は30日朝、総裁選で追い上げが報じられる中、笑顔で閣議に向かいました。
午後からは、自らもプレーする「ピックルボール」と呼ばれる球技について、元バドミントンの日本代表選手と対談。
話は体調管理や練習環境にも及び、「元農水大臣として本音を申し上げ…」「私も文科大臣のときにスポーツもですね…」と閣僚を歴任した実績をアピールしていました。
小林鷹之元経済安保相(50)は、得意分野の経済安全保障分野の講演で“世界の真ん中にもう一度日本を”と訴えました。
小林鷹之元経済安保相:
最近、自民党総裁選のさなかにあるものですから、非常にジェットコースターに乗ったような…。
そして、高市早苗前経済安保相(64)は、SNSで「夢を配るだけでなく、実行するリーダーになる」と投稿。
茂木敏充前自民党幹事長(69)もSNSで「最後の最後まで訴えを続けます」と発信しました。
5人はこのあと午後6時から、党主催の政策討論会に臨みます。