“瞑想(めいそう)”、心を静めて自分自身と向き合う時間。
それが最先端の技術と融合して、かつてない体験ができる没入型瞑想XRプラットフォーム「ZENBU KOKO」が世界で初めて公開されました。
設計には建築家の隈研吾さんが携わっています。
ひと足先にフジテレビ・上中勇樹キャスターが体験しました。
上中勇樹キャスター:
これから一緒に瞑想の旅へ行きましょうというようなアナウンスが流れています。今はこのドームの中に本当に座ったような状況ですね。そして今、足元が細かく揺れています。振動を感じます。そして今、1枚1枚のパネルがほどけていくような感じで自然が目の前に現れました。
石に見立てた足元の装置も映像と連動して動く仕組みになっており、目や耳の感覚だけでなく、体に伝わる熱や振動によってその世界に入り込むことができます。
上中勇樹キャスター:
目の前にたき火がありまして、その奥には川があります。そして今、足元がちょっと冷たくなってきました。
体験時間は約20分です。
上中勇樹キャスター:
このカメラを使って自分を俯瞰(ふかん)的に見る映像にも切り替わるんですね。自分から離れた位置で自分を見つめ直すというような、そんな時間でもありました。とても面白い体験でした。
瞑想の世界市場の規模は、7年後には今の倍以上となる2.6兆円になると予想されるなど、今、瞑想は世界的なブームが起きています。
今回のイベントは、スイスの「All Here」が主催し、参加者に自分の集中力や心の状態を客観的に見つめてほしいといいます。
さらに瞑想を数値として可視化することで、将来的にマインドスポーツとして発展させることも目指します。
「All Here」エルキン・ベック代表:
今までは結果が見えるまでに時間がかかったが、リアルタイムでその結果を見ることができる。一般の人がこの技術を通して瞑想とは何かを体験し、それが素晴らしいものと理解するための技術的な架け橋。
このイベントを通じて、瞑想を楽しみながら集中力を向上させる新しい体験をしてほしいとしています。