福岡県内で2025年上半期に新たに報告されたHIVの感染者とエイズ患者の数は計19人だったことが県のまとめでわかりました。
県は早期の検査受診を呼びかけています。
県によりますといずれも速報値で2025年1月から6月までの半年間に県内で新たにHIVの感染者として報告されたのは8人、エイズ患者は11人でした。
去年の同じ期間と比べるとHIV感染者は14人減り、エイズ患者は1人増えています。
年代別では50代以上が7人と最も多く、性別では男性が18人、女性が1人となっています。
推定される感染経路としては同性間の性的接触が最も多く9人になっています。
HIVは感染力が弱く、性行為以外の日常生活でうつることはほとんどなく、感染しても早期に発見し適切に治療すればエイズの発症を防いだり遅らせることができます。
県内の保健所では匿名で無料の相談とHIV抗体検査を実施していて、県は感染の不安のある人は早めに検査を受けてほしいと呼びかけています。