去年、寒ブリが不漁だった新潟県佐渡市の漁港で、今シーズンの大漁を願う大漁祈祷が行われました。

佐渡市の鷲崎漁港で9月25日、寒ブリの大漁や航海の安全を願う“大漁祈祷”が行われました。

昨シーズン記録的な寒ブリの不漁に見舞われた佐渡市。

【内海府漁業生産組合 本間信俊 組合長】
「寒ブリと呼ばれる11月~2月だと、うちで6.5tしかなかった。その前の年で68t」

そのため、25日は海の神・竜宮様を祀る寺といわれる山形県の善宝寺の住職が祈祷を行い、漁師をはじめとする漁業関係者約50人は寒ブリの大漁を願っていました。

脂がのってまるまると太ったブリが網にかかる佐渡の寒ブリ漁は毎年11月1日から始まります。

【善宝寺 水口道雄 住職】
「地球温暖化、海水温が高く、とれる魚がとれない。経済的にも厳しい漁業関係だが、いかに乗り越えていくか、その祈願祭を行った」

【内海府漁業生産組合 本間信俊 組合長】
「例年うちで入るであろう100t以上の水揚げを願っている」

近年の不漁傾向から一転、今年は大漁になるよう、漁師たちも期待を膨らませていました。

NST新潟総合テレビ
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