東京電力・柏崎刈羽原発6号機について、稲垣武之所長は9月25日、「10月中旬には再稼働に向けた技術的な準備が整う」という見通しを示しました。
25日に開かれた会見で柏崎刈羽原発の稲垣武之所長が示したのは、6号機で行われている設備の健全性確認の進捗について。
【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「過去の経験を踏まえると、10月中旬には残りの健全性確認が終了する見込み」
8月25日には制御棒を動かす装置に不具合が見つかっていましたが、9月20日に解消。予備と入れ替え、詳細な原因を調査して追加の対応などがなければ10月中旬にも再稼働への技術的な準備が整うとの認識を示しました。
そして、地元の理解が前提であることを強調した上で…
【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「やはり、いま夏と同時に冬も厳しいので、冬の需要に貢献できれば我々としても大変良いことだとは思っている」
冬の電力需要の高まりを見据え、早期の再稼働を目指す考えを示しています。