東京ゲームショウが開幕しました。
過去最大の出展企業が集まる中、誰もが楽しめるゲームへのアクセスも広がっています。

ゲーム内のダメージが軽い電気ショックで伝わるちょっと変わったゲーム体験ができるのは、25日から開幕した世界最大級のゲームの祭典「東京ゲームショウ2025」。

35回目を迎えた今回は国内外から過去最多となる1136社が出展し、ゲーム産業の広がりと注目度の高さがうかがえます。

会場でまず気になったのが、商業施設を展開するパルコによるブースです。

ドイツのスタジオが開発したゲーム「The Berlin Apartment」は、ベルリンのあるアパートの一室を舞台に物語が展開していき、ベルリンでの生活を体験することができます。

これまで、都市に根づいて文化を育んできたパルコらしさをゲームコンテンツに生かそうと、新たにゲーム事業を立ち上げ、海外展開も目指しています。

パルコ ゲーム事業開発部・西澤優一部長:
ご来場の世界中の方々に、「パルコゲームズはこういうタイトルを扱う集団です」とか、一つのプレゼンテーションになると思って、ここをどんどんアピールしていきたい。

世界のゲームコンテンツ市場は、前の年から5%成長の31兆円余り。
中国や日本など東アジア地域に次いで欧米のシェアも高く、海外展開は大きなテーマです。

さらに広がりを見せるのが、誰もが楽しめるゲーム体験“オールアクセシビリティ”。

例えばアラヤの「無心Capsule」は、モニターに向かって無心に祈りをささげると、カプセルが1つ落下します。

画像認識AI(人工知能)が“祈りのポーズ”を検出し、頭に装着したデバイスがα波の強度を測定。
一定基準を満たせばカプセルが出てくる仕組みです。

コントローラーも不要で、障害の有無や年齢にかかわらずゲームの楽しさを共有できます。

新作ゲームめじろ押しの「東京ゲームショウ2025」。
一般公開は、27日(土)・28日(日)の2日間です。

フジテレビ
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経済部
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「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
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