23日午後2時半ごろ、千葉・いすみ市の海岸を埋め尽くしていた、ねじりはちまき姿の人たち。
その奥に並ぶのは、圧巻のみこし行列です。
秋分の日の23日、いすみ市で行われたのは、江戸時代から続く伝統の奇祭・大原はだか祭り。
午後1時半、各地区を出発したみこしは漁港へと集結。
祭りを見ようとたくさんのお客さんも集まり、ものすごい声量のかけ声が聞こえていました。
大漁を祈願してみこしが市場を走り回り、みこしの一団は海岸へ。
各地区から集まった数十基のみこしと担ぎ手たちが海岸を埋め尽くすと、掛け声とともに、白波が押し寄せる海へとみこしが一斉に入っていきました。
はだか祭りの最大の見せ場、大漁と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する「汐ふみ」です。
みこしを激しく揺らしながら、沖へとどんどん進む担ぎ手たち。
「冷たいです」という声も聞かれ、23日は海が冷たく感じる、秋の気配が漂う1日でした。
秋分の日の23日は秋晴れが広がる絶好の行楽日和となり、各地の行楽地は大行列ができました。
開店前から長蛇の列となっていたのは、千葉・木更津市の道の駅。
お目当ては、新米の盛り放題イベントです。
オープン30分以上前の時点で約130人が並んだため、開店前に早くも受け付け終了に。
五合升に新米を盛り放題というこのイベント。
制限時間は1分で、地元・千葉ブランド米『粒すけ』の新米が升の中で山盛りに。
皆さん、ワンコインで1kg以上の新米をゲット。
店で売られている新米価格の約半額とあって、笑顔がこぼれます。
そして、こちらも大行列ができていたのがマザー牧場です。
今、見ごろを迎えていたのが、ペチュニアの一種「桃色吐息」の花畑。
約2万株が咲き誇り、一面ピンク色に染まっていました。
急激に秋を感じさせる風景に変化し始めた園内。
さらに、食欲の秋ならではのイベント、秋の味覚・サツマイモ掘りも。
ここでは愛犬と一緒に芋掘りができ、中には「ここ掘れワンワン」とばかりに、一心不乱に芋を探すワンちゃんの姿もありました。
ただ、週末に向けては再び残暑が戻るため、体調の変化には注意が必要です。