23日に新たなスタートの日を迎えた「手話」に関する話題です。

手話の普及に向け、2025年6月に「手話施策推進法」が成立し、23日に初めて「手話の日」を迎えました。

これを記念して22日夜、東京都庁はシンボルカラーの「青色」にライトアップされました。

「手話」は2025年、特に注目されていて、11月には聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」が日本で初めて開催されます。

「デフリンピック」は、2025年11月15日から26日までの12日間にわたり開催され、陸上やサッカーに加えて、オリエンテーリングなど21の競技が行われます。

70~80の国と地域から、約6000人が参加するということです。

その魅力を伝えるため、現在全国各地をまわっているのが「キャラバンカー」。
11日、高知市のイベントでは大会に出場する陸上競技の選手らも駆けつけました。

通常の陸上競技では、スタートを知らせる合図はピストルの音。

一方、音が「聞こえない・聞こえづらい」選手が出場するデフリンピックでは、「色」で知らせます。

トラックに設置された特殊なライトで「赤」、「黄色」、「緑」を信号のように順番に光らせて選手にスタートを伝える仕組みとなっています。

デフリンピックの開催まであと53日。

観戦する私たちにとっても、新たな「学び」が多い大会になりそうです。