被爆80年を迎えたヒロシマの心を次の世代につなげることを目的に、広島平和文化センターが被爆者のドキュメンタリー映画の上映会を開きました。
22日夜、広島市内で上映されたのは、被爆者・森重昭さんのドキュメンタリー映画「燈籠流し”ペーパーランタン”」です。森さんは、およそ半世紀にわたり、被爆したアメリカの捕虜兵の足跡を調査し、遺族と交流してきました。
映画は、2016年以降、日本やアメリカをはじめ世界で上映されています。
上映後は関係者によるトークセッションが行われ、映画がきっかけとなったうれしい報告も。
【被爆者・森重昭さん(88)】
「私のやっていることを引き継ぐ方が見つかりました」
森さんは、今後も調査を続けると共に他の人も繋いでほしいと呼びかけました。
【被爆者・森重昭さん】
「原爆は皆さんが思っているよりはるかに恐ろしい爆弾。だからそれがこれから使われないように、みんなで反対していきましょうということを声を大にして言いたい」