9月19日の“育休を考える日”に積水ハウスが発表した男性育休白書。
2025年の男性の育休取得率は36.3%と増加していますが、政府が目標にする2030年に85%にはまだ大きな開きがあります。
一方、夫の育休が育児や家事を行わない「とるだけ育休」になっていたかを聞くと、「思わない」と答えた女性は2024年より10ポイント増加して43.5%となり、男性の育休取得への意識が前向きに変化してきています。
よりよい育休にするためにはどうすればいいのか。
企業では、パパ向けの料理教室やコミュニティーづくりなど、育児への学びを提供する取り組みも行われていますが、白書では“家庭内コミュニケーション”の重要性を指摘。
家庭内コミュニケーションに「満足」と答えた人と「不満足」と答えた人を比較すると、育休取得期間中の満足度は76%と29.1%と差が出る結果に。
お互いの気持ちを共有することが、育児の満足度に影響を与えるようです。
積水ハウス ダイバーシティ推進部長・横山亜由美さん:
コミュニケーションに満足している夫婦は、育休前に育休中の役割分担・取得期間などの会話を十分にしていることが分かった。手探り状態で始まる育休だが、家庭内コミュニケーションが十分にとれているかでその後の子育てを楽しむ度合いに大きな変化がある。