18日までの真夏日がようやく一段落。
19日は季節がやっと進み、秋らしい気温となりました。
最高気温は18日と比べて8度近く下がり、26.3度と平年並みとなりました。
最低気温は、今季初めて20度を下回る18.6度に。
秋の訪れに街行く人は、「家出るときにちょっと肌寒いなと思って、下は薄めでジャケットを羽織った。おしゃれができる季節が来たなという感じ」「天気予報見てたら気温下がるのかと思って、羽織るもの持ってきたんですけど、外に出るといらないかな。秋っぽいのは感じたいので、もう少し(気温が)低くなってくれれば」などと話し、服装にも変化がありました。
秋めく気温の中、熱い思いを持った人たちの行列ができていたのは、宝くじ売り場の前です。
19日に発売されたのは、1等が3億円、前後賞1億円、合わせて当せん金額5億円のハロウィンジャンボ宝くじ。
19日は縁起がいいとされる「一粒万倍日」ということもあって、宝くじを大量に購入する人の姿がありました。
宝くじ購入者は、「やっぱり5億円当たったらいいな。当たりますようにとお願いしました」「当たったら仕事も辞めて悠々自適に暮らしたいな。(購入待ちの行列は)いつもグルッと、あっちの駅の裏の方までいって3時間半とか。日傘さしたり、ハンディーファン持ったりして並んでた。きょうはまだ涼しいから良かった」などと話しました。
本格的な秋に向けての準備も着々と進んでいます。
都内のクリーニング店では、預けていた冬物を取りに来る人が増えてきたといいます。
店には多くの冬物コートや羽毛布団が並んでいました。
クリーニングWAKO 武蔵小山1st・森田ちはるマネージャー:
コート類や毛布とか、羽毛布団も引き取る人がいる。1日に多くて5~6人のお客さまに引き取りいただいてる。
やっと訪れた秋に期待を寄せるのは、商店街のおでん店「後藤かまぼこ店」です。
気温が一気に下がったことで、お客さんも増えたといいます。
後藤かまぼこ店・後藤学店主:
きょうはちょっと涼しくなったので、いくらかおでんの方も出るようになりました。朝、開店と同時にお客さんが何人も来ましたので、いつもより多いです。2、30人くらいですかね。(夏に比べて)2、3倍は増えてます。
日曜日に再び真夏日に戻るところもあるものの、それ以降は本格的な秋に突入しそうです。
そして、茨城・ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」にも秋の足音が近づいていました。
見ごろを迎えていたのは、黄色いコスモスや「お化けススキ」とも呼ばれるパンパスグラスなど秋の花々です。
訪れた観光客は、「ススキかなと思って。こんな大きい、まとまっているのを見たのは初めて。秋らしいですね、秋が近づいてきたみたいな」と話しました。
秋の台風シーズンに入ったのでしょうか。
18日午後、南の海上に3つの台風が発生しました。
台風18号は、沖縄県では22日から23日にかけて大しけとなる可能性があり、高波や強風に注意が必要です。
そして現在、海水温が高い領域にあり、発達する予想となっているのが台風19号です。
進路もまだ定まっていません。
台風19号の進路は、気象庁の現時点での予想では東の海上にそれる見込みとなっていますが、ヨーロッパの予想モデルを見てみると、1週間後に沖縄に接近。
その後、北上し本州を直撃する恐れがあります。