事故によって手足の自由を失いながらも創作活動を続けた詩人で画家の星野富弘さんの作品展が岩手県盛岡市で開かれています。
群馬県出身の星野さんは、24歳の時に事故で手足の自由を失いましたが、口に筆をくわえて詩や絵を描き続け78歳で亡くなるまで多くの作品を残しました。
19年ぶりに開かれた作品展は県内の有志が企画したもので、会場には星野さんが生前に描いた作品70点が展示されています。
淡い色の花が描かれた作品「日日草」は、星野さんが体の自由を失って気付いた日常の日々の尊さが詩で表現されています。
いわて星野富弘花の詩画展を開く会 山内まどか会長
「口で描いたとは思えないほどのすごく美しい絵。ぜひ岩手の多くの皆さんに見てほしいと思い(開催した)」
作品展は21日まで盛岡市のアイーナで開かれています。