岩手県教育委員会は2025年度、大規模な災害が起きた地域の学校で、授業の再開をサポートする「支援チーム」を新たに立ち上げます。
9月18日はメンバーを養成する研修会が初めて開かれました。

18日に盛岡市内で開かれた研修会には、県内の学校や教育事務所などから約70人が参加しました。

「学校支援チーム」は大規模災害が発生した場合、被災地の学校に赴き、授業の再開をサポートするチームで、県教育委員会では2回の研修会を通じ人員を養成しながら、2025年度中に設立することにしています。

18日は防災教育に精通している県立図書館の森本晋也館長が講演し、東日本大震災の直後、派遣先の大槌町で避難所に学習スペースを設けた経験などから、学びの場を確保することの重要性を伝えました。

県立図書館 森本晋也館長
「学校というのは何よりも安心安全の場。安心して行ける場所があるのは、子どもたちにとって安心安全の確保となる」

参加者は真剣な表情で支援の心構えを学んでいました。

教育事務所の職員
「(被災地では)悲しみや不安など、様々な思いがあることを分かった上で、子どもたちの笑顔があふれる場所にすべきと思った」

2026年1月には、より実践的な研修が行われるということです。

岩手めんこいテレビ
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