17日にお伝えした玉名市にある富尾橋の『橋名板』が盗まれたニュースで新展開です。盗まれた『橋名板』が熊本市北区植木町の金属などを買い取る業者に持ち込まれていたことがTKUの取材で分かりました。
玉名市の富尾橋から盗まれたとみられる橋の名前を示す『橋名板』。持ち込まれたのは熊本市北区植木町にある『T・Sトレーディング』です。
『T・Sトレーディング』によりますと、橋名板は今月に入り、専門の業者を通じて複数回にわたり持ち込まれた400キロの金属の中から発見されたということです。
17日のニュースを見た『T・Sトレーディング』の担当者が、玉名市の富尾橋から盗まれた『橋名板』そのものではないかと警察に通報。18日午前中に警察が店舗を訪れ、2枚の『橋名板』を証拠として持ち帰ったということです。
関係者によりますと、T・Sトレーディングへ持ち込んだ業者に問題の橋名板を売った人物は男性であるということです。
一方、T・Sトレーディングが買い取った金属物の中にはおびただしい数の県内外のものとみられる『橋名板』が…。そして、玉名市の富尾橋のものとみられる川の名前と竣工時期が刻まれたものも含まれていました。
買い取りした物の中に図らずも盗まれた品が持ち込まれてしまった『T・Sトレーディング』の西口司常務は…。
【T・Sトレーディング西口司常務(橋名板の価値は?)
「材質は『砲金』というもので銅が主に85パーセント以上入っているものになります。キログラム900円から1000円ぐらいで買取りさせていただきます」
今回『T・Sトレーディング』では、買取したおよそ400キロ分、金額にして40万円前後の被害が発生しています。
【T・Sトレーディング西口司常務】「『橋名板』の持ち込みは?
「ほぼ無いに等しいです。かなり少ないと思います。(盗難は)非常にやめてほしいです。盗難自体はやめていただきたい。
だからうちとしても(警察に)協力させていただきます。」