熊本市内のマンションの一室で『メンズエステ店』を名乗りながら、性的なサービスを提供した疑いで、17日に男2人が逮捕されました。
ことし6月に風営法の罰則が強化されてから、熊本県内では初の逮捕です。
「2回目は、もっと楽しめますよ」
メンズエステ店で女性セラピストからマッサージを受けた男性客に、男らがささやいた意味深な言葉・・・。
その言葉通り、次からは通常料金プラス追加料金で性的なサービスが提供されていたといいます。
逮捕されたのは、メンズエステ店の従業員、畑上 海斗 容疑者(25)と無職の本田倖聖 容疑者(21)です。
警察によりますと、2人は、熊本市内のマンションの一室で営業するメンズエステ『アロマ優艶(ゆうえん)』で、男性客数人に対し、女性従業員に接客させ、性的サービスを提供した疑いが持たれています。
「違法な風俗店があるので、取り締まってほしい」
ことし3月、熊本南警察署に情報が寄せられ、警察が捜査を開始。
8月7日に熊本市西区二本木のマンションで。また、8月22日に熊本市中央区本山のマンションで営業中に、それぞれ性的サービスの提供が確認できたことから、警察は9月17日に2人を逮捕しました。
【堂前 泉紀 記者 リポート】
「これらは実際に店で使用されていたという衣装です。中にはこのように内側が透けて見える、性的興奮をあおるような衣装で接客させていたということです」
2人の認否について、警察は「捜査に支障がある」として明らかにしていません。
風営法をめぐっては、ことし6月に2年以下の拘禁刑・200万円以下の罰金から5年以下の拘禁刑・1000万円以下の罰金などに強化されました。
罰則強化以降の逮捕は熊本県内では初めてで、警察は第三者の関与や余罪などを調べています。