次世代のエネルギー資源として注目される「メタンハイドレート」を鳥取県沖の海底で初めて採取したと、全国の大学などでつくる研究チームが鳥取県の平井知事に報告しました。

千葉大学・戸丸仁准教授:
鳥取県沖隠岐海嶺という地形から、塊状のメタンハイドレートを採取した。

9月17日に鳥取県庁で開かれた報告会では、研究チームを構成する全国9つの研究機関から千葉大学や明治大学のメンバーがオンラインで参加。
平井知事への報告では、7月下旬から8月上旬にかけて鳥取県沖や新潟県沖などを探査した結果、鳥取県の沖合約145キロメートル地点の海底から塊状のメタンハイドレートを採取したということです。
鳥取県沖での採取は、これが初めてです。

メタンハイドレートは“燃える氷”とも言われるメタンを大量に含んだ氷状の物質で、まだ実用化されてはいませんが、次世代のエネルギー資源として大きな期待が寄せられています。

鳥取県・平井知事:
やったーと快哉を叫びたい。次の新しい時代の日本のエネルギーに鳥取がもしかしたら関与できるかもしれないので、協力を惜しまずにやっていきたい。

鳥取県は、国が目標に掲げている2030年の商業化に向けて、こうした研究チームの活動に全面協力する姿勢です。

TSKさんいん中央テレビ
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