片づけをしている最中にほかの用事を思い出して始めてしまうのは、「自分の思いつき」という内的なものに気が散っている状態です。

付箋やメモを用意し、急に思い出した家族の用事や仕事の連絡などを書いておき、その時間は片づけに集中します。

効果が見える場所から着手

(2)スタートは効果が見える場所をセレクトする
すぐに効果を実感できる場所から始めると、片づけに弾みがつきます。何事も一番エネルギーがいるのは、始めるときです。効果を実感しやすい場所を紹介します。

まずは見えるところから片付けていこう(画像:イメージ)
まずは見えるところから片付けていこう(画像:イメージ)

・平面
テーブル、ソファ、床など平面をきれいにすると見た目が変わり、すぐに暮らしやすさを感じます。また、ガラクタをゴミ袋にいっぱい入れて搬出する通路を確保するために、部屋の入り口や玄関先、廊下の隅で邪魔になっているものを撤去します。

・よく使う場所
自分や家族がよく使う場所を片づけると、始めたその日から効果を感じられます。キッチンやリビング、洗面所やトイレ、玄関をきれいにするのはどうでしょうか?洗面所や玄関はスペースが狭くて短時間で終わるので、初めの一歩におすすめです。

・インパクトのある場所
片づけることによって、いきなり世界が変わってしまうような場所から始めるのもいいでしょう。リビングに置きっぱなしで気になっているピアノを捨てる、食事のたびに端に寄せている紙の山を、ダイニングテーブルの上から片づけるなど。