アメリカのトランプ大統領は17日、反ファシストの極左運動「アンティファ」を主要なテロ組織に指定すると表明しました。
トランプ大統領は自身のSNSで、「病的で危険、そして過激な左派の災厄であるアンティファを主要なテロ組織に指定する」と投稿しました。
「アンティファ」はアンチ・ファシズム(反ファシズム)の略称で、アメリカでは、人種差別やトランスジェンダー嫌悪、白人至上主義などに対抗して運動を展開しています。
トランプ氏はさらに、「アンティファに資金提供している者を最高水準の法的基準と慣行に従って徹底的な調査するよう強く勧告する」と訴えています。
トランプ氏は、第1期政権の2020年にも「アンティファ」をテロ組織に指定しようとしましたが、アメリカの法律では国内のテロ組織を公式に指定する制度は存在せず、実現しませんでした。
自身に近い保守活動家、チャーリー・カーク氏の暗殺事件で訴追されたタイラー・ロビンソン容疑者を「左派」と断定していて、政権を上げて左派への取り締まりを強化する姿勢を示しています。