国民民主党の玉木代表は16日の記者会見で、自民党総裁選に立候補する意向を表明した小泉進次郎農水相について、「総裁に仮になった場合に、約束を引き継いでいただけるのか見定めたい」と述べた。
国民民主党は2024年12月、自民・公明両党との幹事長会談で、ガソリン税の暫定税率廃止に加え、「年収の壁」について178万円を目指して2025年から引き上げることで合意しており、玉木氏の「約束」とは、このことを指している。
玉木氏は会見の中で、自民党総裁選について、「衆参で与党が過半数割れをしているのは民意だ。逆に言うと、野党が言っている意見をしっかり取り入れてくれということだ」と指摘した。
その上で、新たな総裁について、「3党の約束を引き継いでいただける方、そして誠実に実現に向けて努力していただける方になっていただきたい」と述べた上で、「協力いただけるのであれば、我々も協力をしていきたい」との考えを示した。
さらに、小泉氏について問われると、「一人一人を我々が論評するような話ではない。党内の選挙であり、党内でどなたを決めるのかというのは自民党の中の話だ」と述べた。
そして、「小泉総裁に仮になった場合には、約束を引き継いでいただけるのか、実現に向けて最大限努力をしていただけるのかどうかがポイントになる。そこを見定めたい」と強調した。