国内最大級といわれる竜巻による被害から10日。牧之原市では9月15日、復興を後押ししようとマルシェが開かれました。

牧之原市で開かれた復興支援マルシェ。

各店から集めた出店料は全額義援金に充てられます。

出店者:
屋根が飛んでしまったり、住めなくなってしまった家もすごくたくさんあるので、私が作った物を、お客様からの支援金とあわせてたくさん義援金にできたらと思ったので全額寄付させてもらう

出店者:
まだ困っている人がたくさんいると思うが、協力して少しでも力になれれば良いと思う。

出店者:
本当にご自宅がみなさん大変な中でも、お茶を飲んで少しでも元気になってもらいたい。

会場にはパンや焼き菓子お茶などを販売する約20店舗が並び、訪れた人たちは被災地が1日も早く日常を取り戻せるようにとの思いを込めながら気に入った商品を手に取っていました。

来場者:
知り合いの店とか知っている場所がたくさん被害に遭われたので、何かしたいなと思って、とりあえずできることが何か、お店に来たり募金したりすることかなと思ってきょう来ました

来場者:
自分たちの知り合いの家も被災しているので、少しでも役に立てば良いなと思います

来場者:
特に何もできることはないなと思っていたんですけど、インスタでこれを見てちょっとでも義援金につながればと思って来ました

また、15日は子供たちによる募金活動も行われ、多くの人たちから温かい支援が寄せられました。

主催者・山下恵巳さん:
こんなにたくさんお客さんがお見えになるとは思っていなかったので感激しています。何か行動を起こさないよりは少しは役に立てているのではないかと思っています。(義援金を)どういう使い道にするのかは行政の方にお任せしますけど、少しはその足しになっていただければなと思っています

一方、3連休最終日の15日、被害が大きかった地域でボランティアに従事し汗を流していたのは地元・相良高校のサッカー部に所属する生徒たちです。

相良高校サッカー部の生徒:
自分の家もこの災害に遭って、顧問に相談したら(部員が手伝いに)来てくれることになり、どうせだったら他の家もやろうとなってやっている。手伝ってもらう方の気持ちもすごくわかって、大変だし精神的にもやられていると思うので、こうやっていち早く作業の手伝いをしてあげたほうが地元の人もうれしいんじゃないかなと思ったので来ました

生徒たちは竜巻によって飛ばされた屋根瓦の撤去のほか、使えなくなった家財道具の運び出しに力を尽くします。

相良高校サッカー部の生徒:
疲れたんですけど、人の役に立てることの喜びだったり支えることの大切さを学びました

被災した住民:
大変ありがたいことで、若い衆も大変だと思う。この陽気で蒸し暑い時に一生懸命やってくれて見ていてありがたいなと思いました

被災した住民:
ありがたい。なかなか重いから、瓦ね

竜巻の発生から15日でちょうど10日。

徐々に復旧が進んでいる部分もありますが、まだまだ片付けが終わっていない家も多く被害の大きさを物語っています。

テレビ静岡
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