福島県福島市で「敬老の日」に毎年開催されている「マスターズ駅伝競走大会」。2025年は最年少が20歳、最年長が85歳で、約300人が参加した。
この日のために、神奈川県から駆け付けた今大会初参加の福島工業高校OBチーム・伊藤英雄さん(70)は「OB会ということでぜひ来てみたいと思って。みんなの足を引っ張らないように頑張りたい」と意気込みを語った。
20.4キロのコースを、年齢に応じた5人のランナーがタスキをつなぐこの大会。年に一回フルマラソンにチャレンジしているという初参加の伊藤さんは、福島の風景を楽しみながら4キロを完走した。
走り終えた伊藤さんは「ちょっとキツイですね。キツイというか頑張りすぎたかなって感じ。この年までこうやって走っていられるということが、またいいことなんじゃないかと思います。来年もまたぜひ出たい」と話した。
疾走した他のランナーも達成感の汗がにじんでいた。最高齢・85歳の及川誠之さんは「走るのが好きなので、走るのが私には一番合ってるんじゃないかなと思っています。ですから、まだ医者にもあんま通っていないので」と話す。
また68歳の女性は「雨降らなければ毎日9キロくらい走っています。はやく足の筋肉をつけて、来年はハーフマラソン走りたいと考えています」と話した。