テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「1年に4回やってくる梅雨」についてお伝えする。

「パンパスグラス」に、「日没の早さ」「秋の虫の声」と、秋の「あ」の字ぐらいは感じられるようになってきた。パンパスグラスの映像を見ると、秋を感じられるが、日中はまだまだ暑い日々が続きそうだ。

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13日からの三連休の天気を見ていくと、土曜日はにわか雨の可能性はあるもののよく晴れて、日中の予想最高気温は33℃。日曜日は宮崎市でも35℃と猛暑日が予想されている。ここにきて体にこたえる暑さとなりそうだ。そして月曜日は三連休の中では一番雲が多くなりそうで、雷の確率、降水確率とも高めとなっているので注意が必要だ。

その先も暑さがまだ続きそう。11日に発表された1か月予報によると、まず来週の天気は曇りや雨の日が多いと予想されている。秋雨前線や、それに向かう暖かく湿った空気の影響だ。その先は秋らしく、天気は周期変化となっていきそう。しかし気温については、高めと予想されている。この時期の平年の最高気温は28℃台から26℃台なのだが、これよりも高いということは、秋のお彼岸も30℃以上の真夏日もあるかもしれない。

「いやー、すっかり秋になりましたねー」と言うタイミングがないんじゃないかなと思うほどだ。「暑さ寒さも彼岸まで」とはなりそうにない。

この原因としては温暖化が考えられるが、古山予報士は「気象予報士として、温暖化対策、何かできないか」と、ある活動をしたという。

ここからは、古山圭子のここいこやん。

 9月7日の日曜日に、綾町に行ってきた。何をしてきたかと言うと?

そう、草刈り。クヌギの木の成長を助けるために、草刈りをしてきたという。「水源の森づくりを進める市民の会」の活動に参加してきたということだ。

この場所にクヌギが植樹されたのは、実は14年前。その時は草も木もまったくない状態だったが、かなり木が育ったことがわかる。事務局長の黒田さんによると、クヌギなどの広葉樹を植えることで、土砂崩れ対策、そして温暖化対策にもなるそうだ。

実際、この日の気温は30℃近くあったが、木の下では、本当に天然のクーラーのように涼しさを感じる事が出来た。こういった地道な活動で、少しでも温暖化を防ぐことができればと思う。

(テレビ宮崎)

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