コンビニ強盗などの罪に問われている男の初公判です。

起訴されているのは、熊本市南区城南町鰐瀬の無職 長田 健児被告で、長田被告は今年6月、宇城市にある『ファミリーマート松橋曲野店』に侵入し、店員に包丁を突きつけて「金を出せ」などと脅迫。

現金10万円あまりとレジ袋を奪い取った罪に問われています。

12日の初公判で長田被告は起訴内容を認め、検察は冒頭陳述で「被告は携帯電話料金を支払えず、複数のコンビニを下見して犯行に及んだ」と指摘。

また、被告人質問で長田被告は「包丁は脅すための道具で、店員を傷つけるためではなかった」と述べました。

その後、検察は「被害者は『従わなければ殺される』という恐怖を感じた。
今も勤務中に震えてしまうなど被害結果は重大」として拘禁刑5年を求刑。

一方、弁護側は「被告は被害者にけがをさせるつもりはなく、下見していないコンビニで犯行に及んでいて、計画性はことさら高くない」として執行猶予付きの判決を求め、裁判は即日結審しました。

判決は9月19日の予定です。

テレビ熊本
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