愛媛県東温市にある愛媛大学附属病院で、入院患者や同僚から現金などを盗んでいたとして、助産師を懲戒解雇したと12日に発表されました。

懲戒解雇されたのは、愛媛大学医学部附属病院に勤務していた助産師の女性(50代)です。

愛媛大学医学部によりますと、この助産師は去年12月から今年1月頃、附属病院で入院患者1人や同僚の看護職員8人から現金約23万5000円を盗んだとしています。

この不祥事は大学側が同僚から今年1月29日に相談を受けて発覚し、翌日に警察へ被害届を提出。助産師の女性は病院の聞き取りに対し「金銭的に困っていた。迷惑をかけ申し訳ない」と話したということです。

助産師は附属病院で20年以上勤務していたものの、今回の発覚を受けて今年4月に依願退職。在職中の極めて不適切な行為であることから10日に懲戒解雇の処分にしました。退職手当はこの処分で支給されません。

盗んだ現金は全員に弁済済みとしていて、愛媛大学の仁科弘重学長は「「元職員が在職中にこのような行為を行ったことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げる」とし、教職員に対し改めて注意を喚起し、再発防止と信頼の回復に努めるとしています。

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テレビ愛媛
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