柏崎刈羽原発の再稼働に対する県民の意見を集約するため、5回にわたって開催された公聴会。

その公聴会で意見を述べた公述人の有志が9月11日、会見を開き、開催方法などの問題点について指摘しました。

【原発公聴会一般公募・公述人有志 五十嵐健彦 代表】
「公述人は匿名でもよく、選定基準もあいまい。これで公聴会といえるのか、本質的な疑問が残った」

公述人の選定基準だけでなく、会場で質疑などの機会がなかったことについても疑問の声が上がっています。

【原発公聴会一般公募・公述人有志 岸幸恵さん】
「(県の)担当課ともZOOMでのやり取りということで、一切、ただ言いっ放しで、全くなんのやり取りもないというところがすごく不思議な空間だと思った覚えがある」

また、会見の出席者は「公聴会で知事が直接意見を聞くこともなく、再稼働と向き合う本気度を感じられなかった」と指摘。

会見後、公聴会の総括を行うことなどを求める要望書を知事宛に提出しました。

NST新潟総合テレビ
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