防衛省は11日、中国海軍3隻目の空母「福建」を初めて確認したと発表した。
防衛省によると、11日午後1時ごろ、沖縄県・尖閣諸島の北西約200kmの海域で、中国海軍の空母「福建」とミサイル駆逐艦2隻が南西に航行しているのを海上自衛隊が確認した。
自衛隊が「福建」を確認したのは初めて。
中国海軍が保有する3隻目の空母「福建」は、従来より大型で、電磁カタパルト式の発射装置を搭載しているのが特徴だ。
防衛省は、空母「福建」が艦載機の運用能力を向上していると指摘するが、今回は艦載機の姿や発着艦は確認されていない。
また、日本の領海や接続水域への侵入といった行為も確認されなかったが、防衛省は「引き続き情報収集・警戒監視に万全を期していく」としている。