先月の大雨では避難所までも被災するという異例の事態となりました。

上天草市松島町から、西村アナウンサーがお伝えします。

1か月前、避難所となっている中で濁流に飲み込まれた上天草市松島総合センター『アロマ』です。

あの日、何があったのか時系列で振り返りますと、10日午後5時市が避難所を開設
、11日早朝 浸水開始・2階へ避難、11日9時ガラスを破り濁流が侵入。

この結果、避難所となっていたアロマの体育館1階部分が完全に水没してしまいました。

上天草市によりますと、ハザードマップ上アロマ周辺では、最大3メートルの浸水が想定されていました。

施設に浸水した場合には、2階部分に避難するという取り決めがあったということです。

では、大雨から1カ月経ったアロマの現状、どのような状況なのか取材しました。

周囲の野球場なども含めて現在は全館・休館中のアロマ。
センター内は大雨で出た災害ごみの集積場所にもなっていて、水にぬれた畳や家電製品などが置かれていました。

アロマの中では、水につかった備品やスポーツ器具の片付けが行われていて、必要なものとそうでないものを分別しながら、使えなくなったものは廃棄するなど作業が進められています。

また、当時避難者が難を逃れた2階では水にぬれた重要書類などを干して乾かしています。

指定管理者の職員4人が一日5~6時間かけて作業を行っていますが、ごみの量も多いため、いつ終わるかなどのメドは立っていないということです。

アロマの山下洋介館長です。

・被災当時の心境は?
・この1カ月どんな活動?
・今後の見通しは?

上天草市松島総合センター『アロマ』から、中継でお伝えしました。

テレビ熊本
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