厳しい暑さや大雨の影響で、野菜の値段の高騰が続いています。

どんな野菜が影響を受けているのか、一方で、お得な野菜はあるのでしょうか。

鹿児島市の青果店を覗いてきました。

買い物客
「しょうがないですよね。こんな気候変動が激しいと。なるべく安いところで(買うようにしている)」
「(高いけど)必要なものなので、数を少なめで買うしかないかな」

鹿児島市・天文館にある青果店です。

旬の野菜が安く手に入ると評判のこちらでも、いつもと比べて野菜の値段が高くなっているそうです。

かごしま産直市場・池畠大二店長
「(例年と比べて)暑さが続く中で、価格や入荷量にも影響があると感じている。夏野菜といわれるピーマン、トマト、ナスが去年と比べて高値」

店では例年と比べて3割ほど高くなっているといいます。

2024年399円だったトマトは450円。

きゅうりは2024年より30円高くなりました。

猛暑の影響で旬を迎えても出荷量が増えていないのが理由だということです。

そのほかにも、猛暑の影響を受けた野菜がー。

かごしま産直市場・池畠大二店長
「葉物野菜も暑さと雨の影響で成長しにくかったり、葉が付きづらく、出荷量が減っている」

一方で、お得な野菜はあるのでしょうか。

久保美鈴記者
「去年買うのをためらうほどの高値だったキャベツですが、今日の値段は1玉180円と、値段は落ち着いているようです」

2024年から2025年の初めに高騰したキャベツは、比較的お買い得な野菜に。

冬に向かって旬を迎えるため、これから期待できそうです。

そのほかにもー。

かごしま産直市場・池畠大二店長
「県内産のゴーヤやオクラは手に取りやすい(価格)。(夏野菜からの)切れ間の時期になるので、サツマイモなど県内産で力を入れているものは期待できそう」

また、お店側も様々な工夫をして野菜離れを防ぐためにお客さんのニーズに応えています。

高値が続くトマトはサイズがバラバラなものをセットにしてお徳用に。

高値が続く葉野菜のほうれん草ですが、こちらは1袋129円とお買い得。

250円のほうれん草と比べ、茎が細く量も50グラム減らしています。

茎が細いと柔らかく食べやすいというメリットもあるそうです。

かごしま産直市場・池畠大二店長
「お客様も『買われるプロ』なので、価格と商品を見ながら、市場にあるよい商品を多く仕入れるようにしている」

毎日の食卓に欠かせない野菜。

残暑も続く見込みの中、しばらくは価格とにらめっこの日々が続きそうです。

鹿児島テレビ
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