アメリカで生活する被爆者の健康相談事業に派遣される医師団のメンバーが来月6日の出発を前に広島県庁を訪れ、湯崎知事と面会しました。
県庁を訪れたのは医師団の松村誠 団長など3人です。
医師団の派遣は1977年から始まり、毎年、南米と北米で交互に実施されています。
北米では、これまで延べ7832人の被爆者の健康相談にあたってきました。
【医師団・松村誠 団長】
「被爆80年ということは被爆者の高齢化が進んでいる状況のもとでうかがう。核兵器のない世界という思いは世界のどこにいる被爆者も持っている。直に被爆者の声を聞くのも非常に大きなミッションのひとつだと思う」
医師団は来月6日からホノルル、サンフランシスコ、シアトルの3つの都市でこれまでに申し込みのあった25人の被爆者を検診する予定です。