高知県立美術館で始まった「The Professional Eye 2025 9eyes」。普段は広告写真やポスターを手がけ、その名が表に出ることが少ない商業カメラマンによる作品展です。県内在住の9人のカメラマンの作品約160点が展示されています。

2025年のテーマは「白」。おいしそうに「白米」を食べる女の子に、2025年の干支「ヘビ」にちなみ白ヘビを擬人化したもの。「白」から牛乳、ミルキーウェイと連想させ、仁淀川の河口付近で撮影された天の川の様子まで、プロのカメラマンたちがそれぞれの「白」を表現しています。

引き込まれそうになる青い海をとらえた森本一宏さんの作品も展示。大月町を拠点に世界各地の海に潜って写真を撮り続けてきた森本さんは、2025年6月に69歳で急逝しました。

今回は森本さんの作品40点ほどが展示されているほか、バックヤードには森本さんが撮影した他の写真も多数あり、希望者は作品を持ち帰ることもできます。

写真家・中島健藏さん:
「写真の多様性、デジタルで作ったものもあるし、森本さんのようになかなか見ることのできない世界だとか、そういうものを楽しんでいただければいいと思います」

この写真展は9月15日まで高知県立美術館で開催されています。

高知さんさんテレビ
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