林道の脇に捨てられていたのは、ボロボロになった畳。
家屋を解体した際に出たとみられる廃棄物が大量に不法投棄されていました。
埼玉・飯能市クリーンセンター 真野昌己主幹:
(Q.いつ捨てられた?)通報があったのが今年5月。
これらは2025年5月、埼玉・飯能市で見つかった、不法投棄された廃材です。
壁の一部や机の引き出し、さらに石材など、さまざまな廃材がまとめて捨てられています。
捨てられてから長い時間が経ち、ごみの上からは草が生えていました。
この状況を目の当たりにした市の担当者は「残念ですね。(飯能市は)自然が売りなので、美観を損ねるのは本当に残念。(Q.どのように捨てられた?)推測ですが、下に国道があるので、そちらから投棄の車が搬入してきたか」と話します。
さらに、不法投棄は別の場所でも。
道路脇の崖の斜面にも大量の廃材が捨てられていました。
埼玉・飯能市クリーンセンター 真野主幹:
(Q.奥の方にある石も?)不法投棄のものだと思います。
市によると、これらの場所は市が所有する土地ではないためすぐに撤去はできないといい、市・県・警察と連携をとって、どう進めるか話し合っているところだと言います。
一方で、2025年4月に見つかった廃棄物については、市の所有地に不法投棄されていたため、市の職員らがすでに撤去しています。
ごみを取り除くと、そこには水路がありました。
ここで撤去された廃棄物は約7トンに及ぶといいます。
市は不法投棄が相次いだため、新たに複数の看板を設置して警告。
さらに、不法投棄を監視するパトロールの回数を増やすなど、対策を強化しています。