嶺南地域の農家やシェフらが、若狭の食の魅力を発信するプロジェクトを立ち上げました。地元の味覚を詰め込んだフルコースで、観光客をもてなします。
美浜町の農家・鳥羽宏昇さんが発起人となり、嶺南を拠点に活動する若手のシェフ、パティシエ、ソムリエがチームを組んで立ち上げたのは「若狭ディッシュカバープロジェクト」です。
若狭町の民宿「よしおかや」で開かれた試食会では、計7品の料理が振る舞われました。地元で獲れたシカのローストや敦賀真鯛のお茶漬け、イチジクをふんだんに使ったデザートのパフェなどで、若狭地域の食材が40種類以上使われています。
試食した人は―
「若狭の食の豊かさは感じてはいたが、それぞれの食のプロが食材を再編集しながら組み立てるひと時を味わえた」
プロジェクトリーダーの鳥羽宏昇さんは「この若狭の地を外から見たり、中から見たり、まだ見ぬ良さ、可能性があることをたくさんの人に届けたい」と話します。
プロジェクトでは今後、四季折々のフルコースを提供するイベントの開催を予定していて、第一弾は「よしおかや」で9月20日から3日間、完全予約制のイベントが開かれます。