気象庁は10日午後5時過ぎに3回、群馬県に記録的短時間大雨情報を発表しました。
群馬・沼田市の道路では冠水が発生し、道路を車が大きな水しぶきを上げながら走っている様子が見られました。
また、郵便局の前にいた人たちは、川のようになった道路をぼうぜんと見つめていました。
同じ沼田市の別の道路も冠水し、車が通ると波が立っている様子が映像に映っています。
群馬県では、午後5時ごろまでの1時間に沼田市付近で約110mm、みなかみ町付近と川場村付近で約100mmの雨が降ったとみられます。
雨雲レーダーを見てみると、まとまった雨雲が群馬県でかかり続けているのが分かります。
群馬・高山村を流れる名久田川は、夕方から水位が上昇。
川の周囲は激しい雨が降った影響で、白くもやがかかっています。
記録的短時間大雨情報が出された群馬・川場村では、道路に土砂が流れる様子が見られました。
その川場村を流れる桜川は、10日午後5時を過ぎてから一気に水位が上昇しています。
秋雨前線が西日本の日本海側から関東甲信地方に停滞していて、関東地方では南から暖かく湿った空気が前線に流れ込んだ影響で積乱雲が発達。
大気の不安定な状態が続いています。
土砂災害や低い土地の浸水に注意が必要です。