田久保眞紀 市長の学歴詐称問題に端を発し混乱が続く伊東市政。疑惑の“卒業証書”をめぐり、市議会の議長と副議長が田久保市長を刑事告発しました。
9月9日午前10時前に登庁した田久保市長。
伊東市・田久保眞紀 市長:
(Q.辞職か議会解散か決断しましたか?)・・・
伊東市議会は1日、全会一致で田久保市長の不信任決議案を可決。
田久保市長は11日までに議会を解散しない場合は自動的に失職となります。
また、田久保市長が当初、議長や副議長に卒業を示す証拠として“卒業証書”だと見せた文書について百条委員会への提出を拒否するなどして、議会側は地方自治法違反の疑いで刑事告発していました。
こうした中、9日は市議会の議長と副議長が伊東警察署に新たな告発状を提出。
2人に疑惑の“卒業証書”を見せたことが偽造私文書等行使の疑いに当たると指摘。
他の市議17人全員も刑事告発に同意する署名をしているということです。
伊東市議会・中島弘道 議長:
私たちがやるべきことはしっかりやならなければと他の議員の賛同を得てきょうの告発をした。(田久保市長には)できるだけ早く良識ある判断をしてもらいたい
田久保市長の学歴詐称問題をめぐっては、これまでに議会に加え市民など計3回の刑事告発を警察が受理し、捜査を進めています。
9月5日の台風15号による突風で商業施設の屋根が吹き飛ぶなどの被害があった静岡県伊東市。
田久保市長は翌日、被災現場を視察し、「担当課としっかり対策に取り組む」と語っていました。
市政の混乱が続く中、議会の解散を選ぶのか自動失職となるのか、期限はあと2日。
田久保市長がどのような判断をするのか注目されています。