絶滅危惧種に指定されている珍しいチョウ「タイワンツバメシジミ」の観察会が8日、伊万里市で行われました。
観察会は、子供たちに希少なチョウを守り、地域を愛する心を育んでもらおうと総合的な学習の一環で行われたものです。
タイワンツバメシジミは全国的にもごく一部でしか生息が確認されていない希少なチョウで県内では伊万里市が唯一の繁殖地となっています。
南波多郷学館では、8年前から毎年6年生がタイワンツバメシジミの主食の植物、「シバハギ」を種まきから植栽まで行っていて、繁殖するこの時期に観察会を行っています。
8日は、6年生16人が参加し羽を休める成虫の姿を観察しながらスケッチしました。
【参加した児童】
「卵は見られなかったけど写真を見てめっちゃ小さいことがわかった」
「結構小さかった(これから)増えてほしい」
地元有志でつくる保存会によると確認されるタイワンツバメシジミの数は年々増えてきているということです。