熊本市の新庁舎整備についてです。8日開かれた特別委員会では骨子案が示され、委員からは「市民の役に立つ新庁舎にしてほしい」との意見が相次ぎました。

8日の特別委員会では『新庁舎整備基本計画の骨子案』が示されました。

骨子案では、新庁舎のコンセプトや求められる性能、規模などについて今後、庁舎周辺まちづくりプラン(仮称)等検討委員会で議論していくとしています。

委員からは「本庁舎と比較して各区役所を訪れる人が多いことも踏まえて新庁舎の役割を考えるべき」といった意見が出ました。

また、8月の記録的大雨による被害を受け、このような意見も。

【落水委員】
「新庁舎に市民が避難できるスペースは整備されるのか。市民の役に立つ市役所の危機管理の拠点とはどんなものか真剣に論じてほしい」
市によりますと、新庁舎建設予定地の中央区 NTT桜町の敷地の浸水深は最大3メートル16センチ。平均で59センチです。

新庁舎の整備にあたっては排水ポンプの整備のほか、万が一、浸水した場合にも災害対策本部などを置き庁舎としての役割を維持できるよう検討していきたいとしています。骨子案は市のホームページで公開され、今年度中に素案が作成される予定です。

テレビ熊本
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