山陰地方は8日未明、島根県を中心に落雷や激しい雨が降りました。
これは日本海から南下した秋雨前線の影響です。
山陰各地の情報カメラでも落雷の様子をとらえていました。
10日にかけても不安定な天気が続く見込みです。
こうした中、8日未明は皆既月食が観測されました。
山陰地方は、前線の雲が広がった中で「三瓶自然館サヒメル」では、天気が崩れる前にその撮影に成功しています。
日本で皆既月食がみられるのは、2022年11月以来約3年ぶりとなります。
午前1時半ごろに部分食が始まり、約1時間後の午前2時半に完全に月が地球の影に入る皆既食となり、月が赤銅色に変わりました。
午前4時前まで続いたということですが、その後は残念ながら雲に覆われ雨も降ったため、観測できなくなったということです。
次に皆既月食が起こるのは、2026年の3月3日になります。
さて山陰地方では、秋雨前線の影響が長引く見込みです。
10日にかけても前線が山陰付近に停滞する予想です。竜巻などの激しい突風、落雷、急な強い雨に注意が必要です。