空調設備の故障によって臨時休館している島根県立美術館は、10日から再び開館することを明らかにしました。
島根県立美術館は9月3日午後、3基ある空調設備のうち1基が故障し、主に湿度の管理ができなくなったことから、館内の作品保護を優先するため翌日の4日から臨時休館の措置をとりました。
その後、故障した空調設備を点検したところ、気化熱を発生させる機械に亀裂が見つかり、修理を行った結果、7日に復旧したということです。
このため臨時休館の措置を解除し10日から再び開館することを決めたとしています。
これを受けて県立美術館では、本来10日に開幕予定だった葛飾北斎にまつわる企画展を12日からスタートさせる措置を取るとしています。
故障の原因は、機械の老朽化などが考えられるとしていて、また今回の故障による収蔵品への影響はなかったとしています。
美術館では定期的なメンテナンスを強化するなど再発防止に努めるとしています。