大規模な地震によって、けがをした人たちをいち早く治療につなげるための体制や連携を確認する医療活動訓練が9月6日、行われました。
この訓練は大規模な地震の発生に備えて、内閣府が毎年開いているものです。
2025年は日本海溝・千島海溝周辺の海溝型地震が発生し、北海道と東北3県(青森県・岩手県・宮城県)で大きな被害がでていることを想定した訓練が行われました。
岩手県内では消防や自衛隊、県内外の災害派遣医療チーム・DMATなどから約900人が参加しました。
このうち花巻空港に隣接する施設では、臨時の医療施設が設けられ、被災地から運ばれてくる負傷者の受け入れ訓練を実施。
AEDなどを使った治療や搬送の優先順位を決めるトリアージの手順を確認していました。
県立中部病院 赤坂俊樹副院長
「東日本大震災から14年たったがあの教訓を忘れないように、DMATとしても訓練を重ねて、いつでも対応できるように頑張っていきたい」
参加した人たちは本番さながらの緊張感の中、訓練に取り組んでいました。