先月の記録的大雨、車の被害をめぐるニュースです。熊本市の大西市長はきょうの市議会で「水没などが理由で車を買い換えた場合、一部税の減免対象になる」と述べました。
きょうの熊本市議会で共産党の井芹栄次議員は「先月の大雨被害では多くの車から救助要請があった」と指摘。市に対し軽自動車税の減免などを求め質問しました。
【大西一史市長】「水没等により軽自動車を買い換えることになった場合に発生する『環境性能割』については、県条例により三輪以上のものは減免対象となる」
先月の記録的大雨では多くの車が水没の被害を受けました。市民税課によりますと、「県条例の規定で大雨による水没などが理由で軽自動車を買い換えた場合は買い換え時に1回だけ支払う『環境性能割』について全額免除の対象となる」ということです。
【解説】あらためて整理しますと、『環境性能割』は自動車を取得した際に、その自動車の燃費性能などに応じて課税される税金です。
軽自動車の『環境性能割』は車の価格に対し最大2%となっていて、100万円の車なら最大2万円を納めなければなりません。
被災して車が使えなくなり買い換えた場合はこれが全額免除の対象となります。県の条例ですので、熊本県自動車税事務所にも確認しました。『普通車』も割合は違いますが同様の理由での買い換えなら環境性能割は全額免除の対象となるそうです。
いずれの場合も申請が必要です。被災から6カ月以内に取得した車で、登録日から2カ月以内の申請が必要です。詳しくはお住まいの市町村や熊本県自動車税事務所にお問い合わせください。