愛媛県東温市を拠点にしていた家電設置業者が、資金繰りに窮し事業を停止していたことが３日に分かりました。負債総額は約５０００万円と見られています。
事業を停止したのは、松山市下伊台に本社を置き、東温市を拠点にしていた家電の設置・配送業の「ヒメテック」です。
帝国データバンク松山支店によりますと、「ヒメテック」は２０１６年６月に破産した業者の事業を引き継ぐ形で経営基盤を確立。エアコンの設置工事や家電の配送などで安定した受注を確保していました。
しかし営業エリアが愛媛県の全域に及ぶなか、人材の採用や外注の確保に苦慮。受注に至らなかったケースもあったほか、マンパワーの不足から新しい顧客の開拓も遅れ気味で、２０２４年１０月期の売上げは８０００万円弱まで低下。決算は赤字が続いて徐々に資金繰りに窮し、経営再建を模索したものの現状を打開することは難しいと判断し、８月２５日までに事業を停止したとしています。
負債総額は約５０００万円と見られています。
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